ファッションとして取り入れられてきたウィッグ

ウィッグは、近年、個性を表現するファッションとして、また、治療による脱毛対策として用いる医療用としてなど、その用途は多岐にわたり、なくてはならない存在として、私たちの生活に浸透しています。ここでは、ウィッグのファッション性について取り上げます。

昔からファッションに取り入れられていたウィッグ

ウィッグは、古代メソポタミア時代から使用されていたと言われており、当時のウィッグには、さまざまな飾りが付けられており、装束として使われていたと考えられています。その後も、ヨーロッパでは、いろんな時代で、ファッションの1つとして存在感を表してきました。

例えば、音楽室や音楽の教科書で目にしたことのあるモーツァルトやバッハなどの髪型、あの独特な髪型はウィッグによるものなのです。彼らがなぜウィッグを使っていたのかというと、ウィッグがその当時の身だしなみだったからなのです。また、一説によると、当時、「入浴や洗髪で汚れを落とすと病気になりやすくなる」という考えが広まっており、洗髪の習慣はなかったそうです。そして、髪を短く剃ってウィッグをかぶっていたとも言われています。

このように、さまざまな説がありますが、ウィッグは古代から、“ファッション”として取り入れられてきたようです。

ウィッグでファッション性を向上

少し前の時代までは、世界でも日本でも、ウィッグというと、薄毛を隠すためのものというイメージをもつ方も多かったようです。しかし、近年では、古代と同じような考え方が強くなり、ウィッグに対するファッションとしての役割を見直されています。世界4大ファッションショーの1つ「パリコレ」のような華やかな舞台でも、美しさを強調する目的で、ウィッグを着用しています。ウィッグを使うことで、自分の髪ではアレンジが難しい髪型も、自由自在に表現することができるので、まさに、モーツァルトやバッハの時代におけるウィッグの目的に立ち返っていると考えられます。

また、最近では、ワンポイントとして使ったり、少しボリューム感を出したりする時に便利な「ポイントウィッグ」など、ウィッグの種類も幅広く、女性だけでなく男性もファッションとして取り入れているようです。ウィッグを使って髪型のバリエーションを広げることで、ファッション性がアップし、心身ともに明るくなれると思います。

まだウィッグを着用することに抵抗を感じる方もいると思いでしょう。しかし、おしゃれなウィッグを使うことで、全く違った自分に変身できて、これまで味わったことのない気分になれるかもしれません。ウィッグは古代からファッションの1つとして継承され、現代においても、新たなファッションの形として親しまれているのです。

ウィッグは、近年、個性を表現するファッションとして、また、治療による脱毛対策として用いる医療用としてなど、その用途は多岐にわたり、なくてはならない存在として、私たちの生活に浸透しています。ここでは、ウィッグのファッション性について取り上げます。